コロナ特措法改正案、メモ

政府が18日に自民、公明両党に提示して、自民は原案通り了承し、公明も大筋で受け入れたんやって。今週中にも閣議決定し、2月上旬にも成立させる方針だそう。
①今の時点で出されてる案の内容
②問題提起されていること

などをメモしておこうと思います。わたしなりに考えるヒントとしてのメモ。見えていないこともたくさんあるかもしれないけれど…。罰則について、医学会なども反対しているし、民間病院も反論しているし、とにかく感染対策のためとは言え、人権を抑圧する方向の法改正になると思うので、注視しておきたいなと思っています。

コロナ感染者の入院拒否に懲役刑検討「萎縮して検査受けなくなる」反対論もある中 その妥当性と課題は? | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/news/fnn20210115131354/

<特別措置法の改正案>
●緊急事態宣言の前段階として首相が都道府県単位で発令できる「まん延防止等重点措置」の新設。

 ・営業時間短縮の「命令」が可能になる。
●都道府県の知事による営業時間短縮の命令を拒否した事業者に、罰金。
 ・宣言前で30万円以下、宣言下で50万円以下。
 ・命令時に可能となる立ち入り検査や報告徴収の拒否は20万円以下
 ・違反の前科が残る「刑事罰」ではなく「行政罰」とする。
●感染者に対する罰則。
 ・感染経路を把握する「積極的疫学調査」を拒否で、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金。
 ・入院拒否で、1年以下の懲役または100万円以下の罰金。
 ・違反の前科が残る。
●医療機関に対する罰則。
 ・感染者受け入れの協力を「要請」から「勧告」へ。
 ・正当な理由なしに協力を拒めば医療機関の名前を公表できるように。

●要請に協力する事業者には財政支援など「必要な措置を効果的に講ずる」(当初案では努力規定)

特に、物議をカモしているのが、罰則。

▶飲食店は、悲鳴をあげてはる。関連業者もやと思う。
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/business/fnn-132546.html
「協力金もらえても家賃と人件費と経費だけでも足らないので、やっぱり規模に応じたものを頂けないと苦しいかなと思います。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a85d9503e8d007793db2e08e4ff8507ec834203e
「怒りを超えて、あきれるしかないですよ。怒るのも無駄なので、店の営業のことだけを考えています」
「感染を広げた政治の責任を棚上げにして、従わない店から罰金まで取ろうなんて、筋が通っているとは思えません」
「ただでさえアルバイトの時間が減って収入が落ちています。店が潰れたら、もう年がいってるから他に働く場所を見つけることもできないでしょう」

飲食店、加害者ちゃうやん、被害者やん。なんで罰金まで…(´;ω;`)ウッ…

▶医療機関に対する罰則については、こんな記事を。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/80181
「受け入れの強要なら、行政が感染管理に責任を持ってほしい」
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210118/GE00036660.shtml
「受け入れが進まない最大の要因はお金ではなく、スタッフの整備が追い付いていないこと」

▶感染者に対する罰則について、日本医学会連合や日本公衆衛生学会、日本疫学会が揃って反対の声明を出してはる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00ceefae4486e76e472dc07b3501fbb53b1a512e
「これらの状況を 抑止する対策を伴わずに、感染者個人に責任を負わせることは、倫理的に受け入れがたいと言わざるをえません」
「刑事罰・ 罰則が科されることになると、それを恐れるあまり、検査を受けない、あるい は検査結果を隠蔽する可能性があります。結果、感染の抑止が困難になること が想定されます」

そしてそして。大事な大事なこと。感染症法はね。「人権を尊重」して「良質かつ適切な医療の提供を確保」することを、大前提にしているんだよ。(知らんかったけど!すばらしいと思う✨)
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-hashimoto-2

反対声明の呼びかけ人の一人、橋本英樹さんのお話、とても大切なことがたくさん書かれてるけれど、最後の、たぶん一番大切と思うところを引用させてもらいますね。

ーーどういう社会に住みたいかを選ぶということですね。

「監視社会だけど安全」な社会を選ぶのか、一定のリスクを伴うけれど、自由を尊重するのか。その選択によって落とし所は変わってきます。唯一無二の「こうあるべき方法」はありません。

それぞれが社会の価値観をどう表現するか。何を捨てて、何を取るのか、究極的に選択が求められていると思います。

ーーそういう意味で罰則を作るというのは、監視社会を強める選択ですね。

もし、公衆衛生的に罰則を用いる方法を警察権力を用いて効果的にやるならば、一番有効な方法は中国の真似をすることです。街中に兵隊を立てて、行き来を遮断して、街を囲って、全員PCR検査をする。

強制権を使うなら中国のやり方が一番です。

だけど、そのやり方は民主的ではないから私たちは「感染症法」を作ったのに、昔の時代に戻ろうとしている。

中国のやり方が悪いとは言いません。確かに感染制御をあれほど素早く達成できたのは、効果がある方法だったということです。

ただ、日本の社会のあり方としてあれを望むのか。少なくとも民主国家の日本がやるべきではないし、民主国家として成長する過程で作り直した感染症法を元に戻す理由にはならない。

人を押さえ込んで、ウイルスは押さえ込めない。ウイルスを押え込むには手をつなぐ力のほうが日本には合っています。それを信じて、第一歩としてこの声明を出したのです。

人を押さえ込んで、ウイルスは押さえ込めない
ウイルスを押え込むには手をつなぐ力のほうが日本には合っています

私もそう思う。
そして。「新型コロナ」という得体のしれない病状(現象)も、怖くないわけじゃないけれど、コロナをキッカケに、「コロナに乗じて」と言っていいくらい、社会のあり方が変えられようとしてることの方が怖くて、注視しなくてはいけなくて、大切なことだと感じています。どういう社会を望むのかが、問われてると思います。

みんなが手探りな課題を突き付けられている状態だと思いますし、正解も分からないけれど、「ものわかりよく飲み込む」ことにも危険が潜むと感じています。縛りあい、監視し合うことで、本当の安心安全が得られるのでしょうか…。安心安全を目指しつつも、むやみに人権を脅かすことになってしまわないようにしたいなぁと思います。ほんでこれ、まだ「案」なので、国民的議論、国会で「いただく」って言うてはるし、議論&意見を届けたらいいと思います。専門家でもないのに考えだし、自分の角度から見えるものがすべてではないけれど、それでも、それぞれ考えること共有し合うことは大事なんじゃないかなと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=tChnnNol4R8


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